二日目

朝ゾンビのように荷台の中からカバーの隙間に手を突き出してカバーを外側から抑える紐をはずして(その間人が見てたかは知らないけどもしみてたらカバーの中がエイリアンに巣食われた人の腹みたいにモコモコしてるのにおののくはず)そこから這い出して一日が始まる。
寝起きが悪い飛蝗もあまりにもカバーをはずすのに手間取って荷台が揺れるので起きたらしい。
二人とも朝の仕事を藪に向かって済まし出発。
 
昨日は入れなかった風呂を探しにゴー!したと同時に温泉発見。幸先が良い。
が、営業は10時から。
 
ただ今の時刻8時チョイすぎです。
どう足掻いても入れませぬ。
 
まぁ、その他に補給する必要があったので量販店に移動し、車用のスピーカーや栄養ドリンク、2ℓペットボトル6本分の水、菓子などなどを買い込む。
 
その後、温泉を探す旅を再度開始。
途中青看に湯の川温泉という標識が出たのでそちらへ向かい疲れを癒す。極楽。
 
風呂を上がりしばらく西へ向かうと、恋結びとかで徳がある神社によることにする。
そこでは観音戦隊31観音全員集合で有名(かどうかはしらないが)なのだが。 
山道にその観音様が31体並んでいてそれを見ながらハイキングコースをまわっていくって言う趣旨らしいんだけれどね。
25体目の観音様が見つからないんですよ。
40秒にに一個くらいのペースで出てたのに10分くらい24体目見つからない。
てか、急勾配なんだよね。あきらかに。
なんで木に捕まりながら先の見えない道を登っているのかなぁ、ボカァ。
なんか、バテて来てからも歩き続けてたんですが、やっぱり観音は無い。 
なんかイラついてきましたが、引き返すのも負けたみたいで嫌って感じで歩いていたんですが、もう道間違えたってコトを認めたんですよ。
 
そしたらですね。 
 
 
フフ・・・
 
 
マヌケなんですが・・・
 
 
私達、
 
 
 
 
遭難してましてね・・・
 
 
 
〜中略〜
 
山から命からがら脱出してその神社にある地図見たらね。
一般人が入っちゃいけない所だったみたいね。あっちは。
 
土砂崩れやらがけ崩れやら(←一緒。)道が狭いとか、急勾配とか、足元が悪いとか地図に書いてあった。
もっと早く言えよ!
まぁ、神社には人影全く無かったんだけどさ。
 
 
 
まぁ、なんかそんな事もありつつその日は京都の叔母の家に泊まりました。 
上手い飯、家庭の温かさ、布団の寝床に感動しながら九時ちょいすぎに直ぐ就寝。飛蝗は8時には寝てましたが。
 
※写真の車と場所で一日目の夜を過ごしますた。